「えぇ??目も夏バテするの??」と驚く人が多いのではないでしょうか?
熱い陽射し、冷房、プールでの眼病感染など・・・
暑い夏は体だけでなく、目にも多くの負担がかかり「目の夏バテ」に…。
その要因は、日頃何げなく使っている身近なアイテムや、よかれと思ってやっていたことなど、日常の中に潜んでいました。
目にダメージを与えているそうした要因とともに、秋に向けて目の疲労をリセットしましょう!
目の夏バテの要因
夏の定番アイテムとして多くの人が愛用しているハンディ扇風機。
手軽に持ち運ぶことができ、外でもスイッチひとつで涼むことができますが、使い方によっては目を傷つけてしまう可能性があります!
顔に1分間ハンディ扇風機の風を当てると、涙が蒸発して角膜がむき出しになって傷つきやすくなってしまうことがわかりました。
角膜に傷がつくと、目の不快感や疲れ、かすみにつながります。
また、エアコンの冷風を30分あびることでも涙が蒸発してしまうので要注意です。
夏の紫外線によって、目も日焼けしてダメージを受けます。
強い紫外線に長時間さらされることで、角膜の上皮細胞が少しずつ死んでしまい、ひどい場合には視力にも影響が出ることも…。
屋外ではUVカットのサングラスや帽子を着用し、紫外線を直接浴びない工夫が大切です。
ちなみに、サングラスはレンズの色が濃いほど光を取り入れようとして瞳孔が開き、
目の奥まで紫外線が入ってしまうおそれがあるので、UVカット機能がついたレンズの色が薄いものがオススメです!
海やプールで泳いだあとに目を洗うことによって、角膜を守っている涙を洗い流してしまい、角膜がむき出しになるため、逆に目を傷つけてしまう要因に。
海水浴後や入水後は、洗眼ではなく目薬をさしたり、目を温めてケアしましょう。
目とは関係のないように思われるマスクですが、実はマスクの隙間から漏れる空気が目にダメージを与えていることがわかっています。
ハンディ扇風機による目への影響と同様に、空気が目にかかることで涙が蒸発し、角膜がむき出しになり傷つきやすくなります。
この4つの要因は、角膜へのダメージだけでなく、目のかすみや細菌感染などの原因にもなり得ます。
ハンディ扇風機やマスクは、「ほぼ毎日使用している」という人も多いのではないでしょうか。
使用する際は角度を変えるなどして、目が乾かないように対策してみてくださいね。
簡単にできるアイケア
1.点眼薬は用法・容量を守り、うるおい感が続くものを選ぶ
- うるおい感が持続するタイプを選ぼう!
- 角膜にやさしい防腐剤無添加のものだとより〇!
- 一度に何滴もささないように!適量を守ろう!
2.目を温める
目を温める方法として、タオルを水に濡らして、電子レンジで温めて、温熱タオルを目に当てるやり方が、一番簡単なやり方です。
近年では使い捨てのアイマスクや、電熱式アイマスク、バイオラバーアイマスクなどがあります。
3.すぐにできる!目のエクササイズ
「目の疲れを癒やす眼球体操」は3ステップ
- 体の前に腕を真っすぐ伸ばし、親指を立てる
- 親指から視線をそらさず顔だけ左に振り、眼球の端を伸ばす
- 同様に、親指を見たまま右・上・下にも顔を振る
これを5セット行うことで、凝り固まった目の動きがリセット!
なんと、首コリや肩コリも同時に解消する体操です!!
「ドライアイを癒やす」目の体操
- 人差し指を眉上の視野ギリギリの位置に持ってくる
- 顔はまっすぐ前を向き、目だけ上をグッと見る
- そのまままばたきを2回
- 1~3を左上・左・左下・下・右下・右・右上でもそれぞれ行う
この体操は涙による目のうるおいを促すもので、まばたきが最大のポイントです!
普段まばたたきを意識的にすることがないので、意識的にすることで涙が分泌されて行き渡る、という医学的効果もあります。
夏は体をバテさせるだけでなく、意外にも目に悪影響を及ぼします。
目の疲れはひどくなるまでなかなか自覚しにくいですよね・・・。
自覚症状がなくても正しい対策を取り、目の夏バテを防ぎましょう。