「どんど焼き」とはどんな行事?

◆「どんど焼き」とはどんな行事?

日本では、古くからお正月には年神様が各家庭に訪れると言われていますが、

その年神様が空へと帰るのを、正月飾りなどを燃やした煙とともに見送る“送り火”のような意味が込められており、

縁起物を燃やすことで、五穀豊穣や無病息災・商売繁盛などを願う火祭りの一つとなっています。

どんど焼きは、新年最初の満月の日であり、正月を締めくくる小正月でもある1月15日に行われることが多いのですが、

近年ではハッピーマンデー制度によって1月15日が祝日ではなくなったこともあり、
平日の場合は土日にずらしたり、成人の日や節分などの日程に合わせてどんど焼きを開催したりする地域もあります。

◆どんど焼きでは何をする?

五穀豊穣・無病息災・商売繁盛など、祈願の意味も込めて行われるどんど焼き。

具体的に何をするのでしょうか?

お正月飾り・しめ縄をお焚き上げする

どんど焼きの主な目的は、松の内に飾り終えたお正月飾りやしめ縄をお焚き上げし、煙にのって天にお戻りになる歳神様をお見送りすることです。

お焚き上げの煙や火の粉にあたり、無病息災や五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄などを祈願します。

御神札(お守り・御札・縁起物など)をお焚き上げする

1年間お世話になった御神札をお焚き上げしてもらうのが一般的ですが、1年以上経過している物も持ち込むことができます。

その他、酉の市で購入した熊手などの縁起物もお焚き上げすることができます。

どんど焼きの火で焼いたお餅やお団子をいただくと、一年間の無病息災が叶うと言われています。

丸くしたお餅やお団子を木や竹に刺して焼きますが、最近ではアルミホイルに包んで焼くこともあるようです。

鏡開きした鏡餅を焼くと、ますますのご利益があるといった言い伝えもあります。
虫歯や病気が防げるとも言われています。

◆どんど焼きでお焚き上げできるもの

お正月飾り
しめ縄
お守り・御札
縁起物
書き初め
だるま
神棚

◆どんど焼きの煙を浴びると縁起がよい

お正月に飾られるお飾り、その中には神様が宿っているのです。
燃やすことで年神様は天へと帰っていきます。
ですからその煙そのものもご利益があるのです。
浴びることで無病息災のご利益が得られるのです。

焼いた後に残った灰も魔除け効果あるといわれています。

持って帰って家の周りに撒くもの〇。

ぜひ地域でどんど焼きをやっていたら参加してみることをおすすめします。
しっかり煙を浴びてください。昔からある素敵な日本の伝統行事です。

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