新年あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
お正月と言えば・・・
おせち料理とお雑煮!!です~
お正月に、なぜおせち料理やお雑煮を食べるのかご存じですか?
最近では伝統的な和のおせち料理だけでなく、
洋風・中華風・和洋折衷・レストラン監修など、
さまざまなおせち料理が登場しています。
もちろん、おいしく食べられることは大切ですが、
伝統的なおせち料理は、重箱に詰めることや使われる食材にも意味が込められています。
お正月に食べるお雑煮は、年神様から分けてもらった「年魂(としだま)」=「お餅」を食べるための料理です。
お餅には稲の霊が宿っていて、食べると生命力が与えられるのでハレの日(お祭りや儀式などを行う特別な日)の食べ物とされる、おめでたい食材です。
■おせち料理って、そもそも何?
おせち料理は、もともと神様にお供えする料理で、
今は、これを食べることで、その年の幸せや健康を願うという意味が込められています。
おせちに入れる料理には、それぞれ健康や幸せを願う意味が込められています。
まめに(勤勉に)働き、まめに(丈夫で元気に)暮らせるようにという願いが込められています。
鰊(ニシン)の卵。粒が多いので、子宝に恵まれることや、子孫繁栄を願います。「ニシン」という音から「二親健在(にしんけんざい)」にも通じます。
カタクチイワシの幼魚を乾燥させて調理した料理。
イワシを肥料にすると豊作になったため「五万米(ごまめ)」とも書き、「田作り」などとも呼ばれ、その年の豊作を願います。
卵料理のひとつ。巻き物の形が書物や掛け軸に通じ、知識や文化の発展を願います。
紅色は魔よけ、白は清浄を意味しています。
半円形は、新年の神様である「年神様」を象徴する初日の出に通じる形です。
「こぶまき」は、「よろこぶ」にかけて縁起がよいとされる食べ物です。
栗は「勝ち栗」と呼ばれる縁起物。きんとんは「金団」と書き、蓄財につながります。
おせち料理を重箱に詰める際は、品数を3品、5品、7品など、縁起のよい奇数にするのがよいとされています。
黒豆、数の子、ごまめはおせち料理に欠かせない「三つ肴(みつざかな)」とされています。
■お雑煮には、どんな意味がある?
お雑煮は「ハレの日」に食べるおめでたい食べ物です。
お雑煮の具には、お餅が欠かせませんが、
これは正月に年神様(正月にやってくる神様)をお迎えするために、
前年に収穫したお米から作った餅をお供えし、そのお下がりとしてお雑煮を頂く、ということから始まったといわれています。
【あなたの食べているお雑煮、お餅はまるい??四角い??】
お雑煮に入るお餅の形は主に二種類。
丸いか四角いかです。
【お餅の意味】
- 丸餅は、家庭円満。
- 餅はよく伸びるため、長生きの象徴。
- のし餅を切った角餅は、敵をのす(倒す)。
- 角餅は、土蔵が建つことから家が栄える。
お正月は年神様を自宅にお迎えする行事であり、正月行事のひとつひとつにも大切な意味が込められています。
お正月はぜひ、家族みんなでおいしいおせち料理をいただきながら、楽しいひとときをお過ごしください。