「暑気払いにパーッと冷たいビールを飲みたい!」なんて言いますよね!!
暑気払いとは、夏の暑さを払いのけ、取り除くという意味。暑さよけの方法をいろいろと工夫することを言います。
そのため食べ物や飲み物を工夫したり、涼しく感じる行事を行って、「体の中にたまった熱」を追い出そうとしたのです。
現代では、室内の気温はもちろんコントロール可能。
暑気払いは、パーッと冷たいものを飲んだり、涼しげなものを食べたりして、ストレス解消をする…といった使われ方が多いです。
「暑気払い」は、夏に開催する飲み会ではない!!
暑気払いとは、暑い夏、体を冷やす効果のある飲み物や食べ物を取ることで体の熱を放出する『暑さを打ち払う』ための日本独自の習わしです。
夏に開催する飲み会と思っている人も多いようですが、本来は『暑気払い=飲み会』というものではありません
暑気払いにおすすめの食べ物
夏野菜や冷たいもの
きゅうりやトマト、スイカといった夏野菜。夏野菜には水分がたっぷりと含まれており、身体を冷やす効果が期待できます。
また、夏の定番の麺料理である冷麦やそうめんを取り入れるのもおすすめです。
夏野菜には抗酸化作用があるポリフェノールやカロチノイド、ビタミンがたっぷりと含まれています。
そのため夏の紫外線を沢山受けやすい時期に、ぜひ体に取り入れたい夏野菜たち。
トマトなどはオリーブオイルとの相性もとっても良いので、夏野菜をカレーと一緒に煮込むよりも、
オリーブオイルで炒めてカレーのトッピングにして食べるのがおすすめの方法です。
もちろんズッキーニやオクラなどの夏野菜も、カレーとの相性が良いので試してみてくださいね。
夏になると食べたくなる冷たいアイスやかき氷もおすすめ。
効果的に体内温度を下げることができ、暑気払いに期待できます。
梅ジュースや冷やし飴
6月ごろからスーパーに並び始める梅を使って、自家製梅ジュースを作ったことはありませんか?
実は梅ジュース、暑気払いにぴったりの飲み物なんです。
梅に含まれるクエン酸が体内のエネルギー生産を活性化してくれるため、夏バテや熱中症にも効果的といわれています。
また、関西を中心に親しまれている冷やし飴も暑気払いにおすすめです。
麦芽の水飴とショウガの絞り汁だけでつくられた飲み物で、ショウガが聞いた優しい味わいは夏の暑さで弱りがちな体の強い味方に。
飲む点滴「麹甘酒」
古くから俳句では、夏の季語としても使用されていたという甘酒。
甘酒は疲労回復や整腸作用、便秘改善などさまざまな効果が期待できます。
必須アミノ酸やビタミン、ぶどう糖やオリゴ糖などをたっぷり含み、
近ごろでは飲む点滴として注目されていますが、実は暑気払いにもぴったり。
代謝アップや肥満予防にもよい豆乳をプラスすると文句なしの最強の1杯に!!
朝起きて飲むと、睡眠中に失われた水分や、朝の活動に必要なエネルギーがスムーズに補えて、頭やカラダがすっきりと目覚めます!
ジメジメとした暑い夏。油断してしまうと、あっという間に夏バテや熱中症など身体の不調に繋がってしまいます。
麹甘酒などを意識的に取り入れて、暑い夏を吹き飛ばしましょう。