からりと晴れた日は気分も晴れますが、逆に雨の日はなんだか気分がどんよりします。
湿気でじめじめ、薄暗くどんより、洗濯物が乾きにくく、靴が濡れるし汚れる・・・
挙げるときりがない「梅雨の厄介」をなるべく気にせずに乗り切れるよう、快適に過ごすための『豆知識』をご紹介します!
気温差が一番激しい季節
梅雨は1年のうちでも気温差がとても大きい季節です。
梅雨寒などと言って肌寒い日があったかと思えば、梅雨の晴れ間で真夏のような気温になることもあったり。
昨日と今日で全然気温が違うと言うこともよくありますよね。そのような気温の差は体には疲れとして蓄積されていきます。
湿気がむくみを増長させる
梅雨時期になると湿度も上がってきます。
湿度が高くなると、普段よりも体内の水分が外に出ていきづらくなり、体のむくみの原因となります。
また、湿度が高いとカビや細菌が繁殖しやすくなり、食べ物が傷むスピードも速くなるので食中毒になる危険性も高くなるのです。
自律神経が乱れる
これらの気温や湿度の変化によって自律神経が乱れてしまうことがあります。
そうすると体がだるい、頭痛がするといった症状が現れるようになります。
「梅雨バテ」にならないためにはどんなものを食べるようにしたらいいの?
クエン酸で疲労回復!
暑くなるとさっぱりしたものや酸っぱいものを食べたくなったりしませんか?
お酢や梅干し、レモンなどの酸っぱいものに含まれている成分をクエン酸と言います。
クエン酸には疲労の原因となる乳酸の生成を抑える働きがあり疲労回復に効果があると言われています。
また血流を促進するために、肩こりや筋肉痛の改善が期待でき、カルシウムの吸収率も上がると言われています。
さらには、クエン酸には殺菌作用もあるので、食中毒が増える梅雨時はお弁当の中などにも積極的に使いたい栄養素です!
ビタミンB1で元気モリモリ!
ビタミンB1も疲労回復に効果のある栄養素です。
ビタミンB1は、疲労物質を燃焼させて疲労を取り除く働きがあると言われています。
エネルギーの代謝を促す働きもあるので、疲れていると感じる時には意識して摂りたいですね。
疲れているときに激しく消費されるので、積極的に摂取したいもの。
ビタミンB1を補うことでエネルギー代謝がサポートされ、疲労回復へとつながります。
また、ビタミンB2も、主要栄養素の糖質や脂質、たんぱく質をエネルギーに変える時に必要なビタミンなので併せて摂りましょう!
たんぱく質をしっかり補ってむくみ解消
たんぱく質をしっかり補うことで免疫力をあげたりむくみの解消などにつながります。
逆に不足すると疲れやすくなったり、むくみなどの原因になるので意識的に摂るよう心がけましょう。
また、たんぱく質は身体の機能を保つために必要な酵素を作りだす栄養素でもあるので食欲がない時でも調理法などを工夫してしっかり食べましょう。
たんぱく質には動物性のたんぱく質と植物性のものがあります。
体に吸収されやすいのは動物性ですが、摂りすぎると脂肪として蓄積されたりコレステロール値が上がるなどの弊害が出ることもあります。
やはり偏らずバランスよく食べたいですね。
亜鉛で免疫力UP
亜鉛にも免疫力を上げる働きがあります。意識して積極的に食べましょう!
カルシウムやカリウムも合わせて摂ろう
カルシウムは、ストレスを和らげるのに助けになります。
さらに高血圧や骨粗しょう症の予防にもおすすめ。
また、カリウムは食欲増進する働きがあり、むくみの改善にも役立ちます。
どちらも女性にとっては必要な栄養素ですね。
カリウムは食材から摂取しやすい栄養素ではありますが、
ストレスが多い人や塩分や糖分を摂り過ぎている人などは不足しがちになるので意識して食べてくださいね。
梅雨になると、体力が低下して毎年辛いという人もいると思いますが、やはり基本は食べること!
食欲がない時に無理に食べるのではなく、梅雨に摂りたい栄養素を意識して、食べられそうな食材を選んで少しずつきちんと食べる習慣をつけてくださいね
薬味としてわさびや生姜、大葉などを使うのもおすすめです。
食欲増進の助けになるし、抗菌効果があるので食中毒を防ぐ働きもあります。
刻んだり、すりおろしたりして料理に加えてみてください。
梅雨が明ければ暑い夏がやってきます。
食事で体のメンテナンスをして楽しく夏を迎えましょう